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数字の怖さ 

ども、飯田橋です。

今日はリネでも競馬でもない話題を少々。

先日、福島第一原発にある放射性物質を含んだ汚染水が漏れ出したという報道がありました。

その貯水槽には数千億ベクレルもの放射性物質があるということで、私の母が一言。

「その水蒸発させるとか、ろ過して処理すればいいんじゃないの?だって、"数千億"もあるんでしょ?」

ちょっとまて。それ、どんだけの量だか知ってるの?

まあ、理由はわかります。普段使わない「ベクレル(Bq)」なんて単位で話が進んでいるからです。
ドのつく理系で博士を名乗っている私でも、そんな単位は原発事故が起きるまで知らなかったぐらいですしねえ・・・w

また、食品に入っている放射性物質の量も、セシウム137(137Cs)で100Bq/Kgも入っていたら大騒ぎするのですから、「数千億」ベクレルといったらとんでもない量なわけです。

じゃあ、137Csが1グラムでどのくらいの量なのよ?ってことになります。

私は放射能の専門家ではないため詳しいことは知らんので、Wikipediaあたりに教えてもらうことにします。
そこの比放射能という項目に載っていますが、137Cs1グラムあたりで3.1兆Bqになるそうです。

つまり、「数千億ベクレル」ってやつは、100ミリグラム前後ってことなんですよ。
塩0.1gをイメージすれば、どの位の量かわかりますよね。
「ろ過処理すればいい」なんて考えがどれだけ無謀なことなのか・・・

ちなみに、飲料水で1リットルあたり100Bqの放射性物質が出たらアウトなわけですが、それって1000億リットル(東京ドーム約80個分!)に約3.2グラムの137Csが入っている状態(※)ってことになります。
言い換えると、小学校のプールに塩粒1つか2つという量でアウトってことです。

※実際目に見える形で取りだすとなると塩化セシウムになると思うので、その場合は約4.1グラムになります。

それを取り除くとか、取りだすとか、現在の科学技術をもってしても恐ろしく大変なことです。

テレビでよく見ますが、放射性物質が入っているかどうか調べるのに、野菜のみじん切りをでかい入れ物に大量に入れてますよね。
普通成分分析なんてのはサンプルが数ミリグラムあればかなりの情報が得られますから、何キログラムも必要な成分分析というだけでもとんでもないことなのです。

ということで、やたら数字が大きいからなんとかなるだろうというのは大きな間違いということです。
逆に言うと、1kgの食べ物の中に100ng(ナノグラム)の放射性セシウム化合物が入っていてもアウトなのですが、やはりピンときませんね・・・w
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2013/04/11 11:58 * edit *

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